今、企業に求められているのは、「倫理的に正しいか」を判断する力です。

AIやテクノロジーは、法律や社会のルールが追いつかないほどのスピードで進化しています。

「法律には違反していない」
「利益は出る」
「技術的には実現できる」

それだけでは、企業として正しい判断とは言い切れない時代になりました。

顧客、従業員、環境、社会に対して、その判断は本当に誠実なのか。
自社の理念や価値観に照らして、本当にやるべきなのか。

一つの判断が企業への信頼を大きく左右する今、倫理や哲学は、経営と切り離せないテーマになっています。

社外CPhOは、企業の理念・価値観・哲学を軸に問いを立て、利益や効率だけでは決められない経営判断を支えるパートナーです。

CPhO(最高哲学責任者)とは?

CPhO(最高哲学責任者)

CPhOとは「Chief Philosophy Officer」の略称です。

企業の理念や価値観、倫理、存在意義といった「Philosophy」の観点から、経営の意思決定を支える役割を担います。

たとえば、以下のようなケースで必要になります。

  • 技術的にはできる。でも、やっていいのか
  • 利益は出る。でも、自社がやるべき事業なのか
  • 効率は上がる。でも、本当に人を減らすべきなのか
  • 法律上は問題ない。でも、社会から受け入れられるのか
  • 経営合理性はある。でも、自社の理念と矛盾していないか

こうした「数字だけでは決められない問題」に対して、哲学・倫理・理念・価値観という視点から問いを立て、判断の前提を整理します。

ただし、社外CPhOが「正解」を決めるわけではありません。

最終的に決断するのは、あくまで経営者です。

経営に「哲学」を取り入れる動きは、すでに始まっています

経営に哲学を取り入れる3つの事例

AIやテクノロジーの進化に伴い、企業には「何ができるか」だけではなく、「何をするべきか」という判断も求められるようになっています。

こうした中、国内外では哲学や倫理を経営に取り入れる動きが始まっています。

Appleの例

政治哲学者のジョシュア・コーエン氏がApple Universityのファカルティとして参画。企業内教育に哲学的な視点を取り入れています。

Googleの例

哲学博士でありエンジニアでもあるデイモン・ホロヴィッツ氏が「In-House Philosopher / Director of Engineering」として在籍。データプライバシーなど、テクノロジーと倫理が交わる領域にも携わっていました。

日本でも、CPhO・哲学経営への動きが始まっている

2023年にはNTTと京都大学の出口康夫氏が「京都哲学研究所」を設立。AIをはじめとする新しい技術と社会のあり方について、哲学を軸とした研究・議論を進めています。

同研究所には2024年、ドイツの哲学者マルクス・ガブリエル氏がシニア・グローバル・アドバイザーとして就任しました。

社外CPhOが担うこと

社外CPhOが担うこと

経営判断の「問い」を立てる

決められた前提の中で答えを探すだけでなく、「そもそも、この判断は何のためなのか?」まで立ち返ります。

複雑な判断を言語化する

利益、社員、顧客、社会、理念など、複数の価値が衝突している状態を整理。「何を優先するのか」「なぜそう判断するのか」を明確にします。

理念・哲学を判断基準に変える

理念を掲げるだけではなく、新規事業、AI活用、組織運営など、実際の経営判断で使える基準へ落とし込みます。

CEOの壁打ち相手になる

社内では話しづらい迷いや違和感も含めて対話し、経営者自身が納得できる決断まで思考を深めます。

社外CPhOを活用できるシーン

  • AI・生成AIをどこまで業務に取り入れるか決めたい
  • 新規事業が自社の理念や存在意義と合っているか考えたい
  • 利益と社会的責任の間で判断に迷っている
  • 経営陣の間で価値観や判断基準が分かれている
  • 理念やパーパスを実際の経営判断につなげたい
  • 大きな意思決定を前に、第三者と壁打ちしたい
  • 「何となく違う」という経営者自身の違和感を言語化したい

特に向いている企業

抱える悩み企業の例
AIをどこまで活用してよいのか判断基準がないAI・IT・SaaS・DX関連企業
「技術的にはできる」が、本当にやってよいのか迷うAI・最先端テクノロジー企業
新規事業が自社の理念や存在意義と合っているか判断したい新規事業・イノベーションに取り組む企業
利益と社会的責任のどちらを優先するべきか迷う
環境負荷の高い産業・メーカー・インフラ企業
経営陣によって判断基準や価値観が異なる組織拡大中・事業承継中の企業
理念やパーパスはあるが、実際の経営判断につながっていない理念経営・パーパス経営に取り組む企業
大きな意思決定について、社内とは違う視点から意見がほしい経営環境や事業モデルが大きく変化している企業
「何か違う」と感じているが、その違和感を言葉にできない正解のない意思決定を抱えている経営者・経営チーム

「社外」だからこそ活用できる理由

忖度せず、経営の前提を問い直せる

組織の常識や社内政治から距離を置いた第三者だからこそ、「それは、本当に御社がやるべきことですか?」と問いを投げかけられます。

CEOが言えないことまで話せる

経営者には、社員や役員には話しにくい迷いがあります。決断する立場だからこそ抱える葛藤を、利害関係のない外部の人間が受け止めます。

最終決定権をCEOに残せる

社外CPhOは、経営者に代わって答えを出す存在ではありません。判断材料や価値観を整理し、CEO自身が責任を持って決断できる状態をつくります。

私たちが社外CPhOとして経営者の判断を支えられる理由

私たちが社外CPhOとして経営者の判断を支えられる理由

社外CPhOに求められるのは、哲学や倫理について考える力だけではありません。

  • 経営の現実を理解すること
  • 複雑な考えを整理すること
  • 本音を引き出すこと
  • 曖昧な価値観を言葉にすること。

これまで培ってきた経験やスキルを組み合わせ、経営者とともに「何を基準に決めるのか」を考えていきます。

経営者としての意思決定を重ねてきた経験

利益、資金、顧客、雇用など、経営には理想だけでは決められない問題があります。

自身も経営者として判断を重ねてきた経験があるからこそ、現実の経営から離れずに対話できます。

複雑な問題を、構造的に考えるIQ

経営判断では、利益、理念、社員、顧客、社会など、複数の論点が絡み合います。

MENSA会員でもある自身の思考特性を活かし、何が対立しているのか、そもそも何を考えるべきなのかを整理します。

「まだ言葉になっていない考え」を聞き出す

インタビューライターとして、多くの人の想いや考えを聞き、文章にしてきました。

「何となく違う」「うまく説明できない」といった感覚も対話を通して掘り下げ、その奥にある価値観を言語化します。

抽象的な理念を、具体的な判断まで落とし込む

理念策定・理念浸透の支援では、理念を言葉にするだけでなく、実際の判断や行動につなげてきました。

「自社にとって誠実とは何か」といった抽象的な価値観を、経営で使える判断基準へ変えていきます。

本音を話せる関係から始める

経営者が抱える迷いや葛藤には、社内では話せないものもあります。

こちらの考えを押しつけるのではなく、まず聞くことから始め、本当は何に迷っているのかを一緒に探ります。

社外CPhOの費用体系

費用は関わり方やご相談内容に応じて変動します。

支援内容具体的なサポート内容費用
社外CPhO 基本プラン月2回までのミーティング月額5万円
理念策定から支援する場合ヒアリング・理念の言語化・策定別途お見積もり
新規事業・プロジェクト参画週1回のミーティングを基本に継続参画月額20万円

基本プラン|月額5万円

経営者が抱える悩みや迷いの壁打ち相手となり、企業の理念や経営者自身の哲学・価値観に照らして、判断を支援します。

  • その判断は自社の理念と矛盾していないか
  • 何を優先し、何を守るべきなのか
  • その選択を社会や社員、顧客に説明できるか
  • そもそも何を基準に判断するべきなのか

といった問いを投げかけながら、複雑な経営課題を整理します。

理念策定から支援する場合

企業理念そのものが明確になっていない場合は、理念策定から支援します。社外CPhOの費用とは別に、理念策定費用をお見積もりします。

理念策定

新規事業・プロジェクトに参画する場合|月20万円~

新規事業やプロジェクトに継続して参画し、企業の理念や哲学・価値観を軸に、事業の方向性や意思決定を支援します。

  • そもそも自社が取り組む意味はあるのか
  • 自社の理念や価値観と矛盾していないか
  • 顧客や社会にどのような価値を提供するのか
  • 利益と社会的責任をどう両立するのか

といった視点から問いを投げかけ、プロジェクトに継続して関わります。

AI時代だからこそ、経営に哲学を。

AI時代だからこそ、経営に哲学を

AIによって、「できること」はこれからさらに増えていきます。

効率化できる。
自動化できる。
大量のデータから最適な選択肢を導き出せる。

しかし、どれだけ技術が進歩しても、

「何をするべきなのか」
「何をしないのか」
「自分たちは何を大切にする会社なのか」

という価値判断まで、AIに委ねることはできません。

できることが増える時代だからこそ、企業には「どこへ向かうのか」を決める哲学が必要です。

社外CPhOとして、経営者とともに問い、考え、企業としての判断軸をつくっていきます。

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