社内報を外部ライターへ依頼する際に理解しておきたいポイント

社内報を外部ライターへ依頼する際に理解しておきたいポイント

社内報の役割は、単なる情報共有から「組織をつなぐメディア」へと変化しています。

一方で、「誰が書くべきか」「どう続けるか」に悩む企業は少なくありません。

担当者任せの内製では限界が見えやすく、結果として形骸化するケースも多く見られます。

そこで選択肢として浮上するのが、社内報ライターへの依頼です。

本記事では、内製の課題から外部ライター活用の考え方までを整理します。

社内報制作を内製すると起こりやすい課題

社内報制作を内製すると起こりやすい課題

社内報を内製している企業の多くが、「続かない」「読まれない」という同じ悩みに行き着きます。

以下では、担当者の能力ではなく、内製という体制そのものが抱えやすい課題を整理します。

担当者の負担が大きく続かない

社内報の担当者は、広報や人事、総務などの本業を抱えています。

その中で取材日程を調整し、原稿を書き、確認を回すのは想像以上に負荷が大きい業務です。

最初は前向きでも、繁忙期が来るたびに後回しになり、「今月は見送り」が積み重なっていきます。

こうして社内報は、やる気の問題ではなく時間の問題で止まります。

内容が報告書やお知らせで終わってしまう

内製の場合、「間違えないこと」「角が立たないこと」が優先されがちです。

その結果、事実や成果だけを並べた文章になり、背景や葛藤、個人の想いが削られていきます。

読み手にとっては新しい発見がなく、「読まなくても困らない情報」になります。

これは担当者の表現力不足ではなく、社内という関係性が生む制約です。

読まれない社内報になる

更新頻度が下がり、内容も淡泊になると、社内報は次第に「読むもの」から「存在しているもの」へ変わります。

読まれない前提で作られるようになると、熱量はさらに下がり、形だけが残ります。

この状態では、社内報が組織をつなぐ役割を果たすことはできません。

社内報の制作をライターに依頼するメリット

社内報をライターに依頼する目的は、作業を外に出すことではありません。

社内では言葉にしきれなかった想いや背景を、読まれる形に整えることにあります。

以下では、内製では得にくい具体的なメリットを整理します。

社員の想いや背景を言語化できる

外部ライターは、立場や部署に縛られません。

そのため、社員が当たり前だと思っている行動や価値観を、丁寧に掘り下げて言葉にできます。

本人が意識していなかった工夫や判断の理由が整理されることで、読み手は「この会社はこう考えているのか」と理解しやすくなります。

想いが可視化されることで、社内の共感も生まれます。

第三者視点で社内を整理できる

社内にいると、前提や専門用語を省略しがちです。

ライターは、初めてその会社を知る視点で話を聞き、分かりにくい部分を自然に整えます。

その過程で、会社の強みや特徴が整理され、「なぜこの仕事をしているのか」が言語化されます。

結果として、社内報そのものが企業理解を深める媒体になります。

社内のリソースに余裕が生まれる

取材や執筆を任せることで、担当者は企画や確認に集中できます。

締切に追われて形だけ仕上げる状況から離れ、内容を考える時間が確保されるでしょう。

無理なく続けられる体制になることで、社内報が一過性の施策ではなく、継続的な取り組みに変わります。

社内報をライターに依頼する際のポイント

社内報をライターに依頼する際のポイント

社内報は、誰に依頼しても同じ成果が出るものではありません。

文章が書けるかどうか以上に、「どう向き合うか」で内容の質が大きく変わります。

以下では、依頼前に必ず確認しておきたい視点を整理します。

企業文化を理解しようとする姿勢がある

社内報は、その会社らしさがにじみ出る媒体です。

表面的な情報だけで書こうとするライターでは、どこか他人行儀な文章になります。

大切なのは、価値観や背景を理解しようと質問を重ねる姿勢があるかどうかです。

会社の考え方に興味を持ち、理解しようとする人ほど、言葉に温度が宿ります。

取材力・聞き出す力がある

良い社内報は、話し上手な社員だけで成立しません。

言葉にするのが苦手な人から、どう引き出すかが重要です。

話の途中で違和感を拾ったり、「それはなぜですか」と一歩踏み込める取材力があると、内容に深みが出ます。

雑談で終わらせない力が必要です。

経営視点と現場視点の両方を持っている

社内報は、現場の声だけでも、経営メッセージだけでも片寄ります。

両方の視点を行き来できるライターであれば、社員の行動と会社の方向性を自然につなげられます。

その結果、読む側も「自分の仕事がどこにつながっているか」を理解しやすくなるのです。

言葉をきれいにしすぎない

読みやすさを意識するあまり、無難な表現に整えすぎると、社内報は一気に他人事になります。

多少の言い回しのクセや、人柄が伝わる言葉を残すことで、文章は生きたものになります。

正しさよりも、その人らしさを大切にできるかが重要です。

ライターに依頼できる内容

ライターに依頼できる内容は、単なる文章作成ではありません。

結論から言えば、社内に点在している情報や想いを整理し、他の社員に伝わる形へ整えることが役割です。

社内の人間だけで制作すると前提説明が省かれやすく、結果として読まれない社内報になりがちです。

以下では、具体的にどこまで任せられるのかを整理します。

社内報記事の企画・構成

社内報ライターは、記事を書く前段階の企画や構成から関われます。

読まれる社内報は「何を書くか」より「どう切り取るか」で決まるからです。

たとえば同じ取り組みでも、背景や目的を整理するだけで読み手の理解度は変わります。

企画段階から第三者が入ることで、独りよがりな内容を防げます。

社員インタビュー記事

社員インタビューは、ライターの力が最も発揮される領域です。

話し手本人が当たり前だと思っている価値観や行動を、言葉として引き出せるからです。

業務内容だけでなく、仕事への向き合い方や判断の軸を整理することで、他の社員が共感しやすい記事になります。

理念・ビジョンを噛み砕いた記事

理念やビジョンは、そのまま載せても読まれません。

抽象的な言葉を、日常業務と結びつけて説明する必要があります。

ライターが入ることで、経営の言葉を現場目線に翻訳でき、理念が「掲げるもの」から「理解されるもの」に変わります。

採用・ブランディングを意識した社内報

社内報は社内向けでありながら、採用やブランディングにも影響します。

なぜなら、社内で語られている言葉は外にもにじみ出るからです。

ライターが視点を整理することで、社員の行動や文化が一貫したメッセージとして蓄積されていきます。

社内報をライターに依頼した場合の費用目安

社内報ライターの費用は、記事の文字数よりも「どこまで関わるか」で決まります。

取材なしで原稿のみを依頼する場合は、1記事あたり20,000円程度が一般的です。

取材を含む場合は20,000円〜50,000円前後、企画や構成まで任せると30,000円〜100,000円以上になることもあります。

金額だけを見ると高く感じるかもしれませんが、社内の工数削減や内容の質、継続性まで含めて考えると、内製より負担が軽くなるケースも少なくありません。

なお、弊社では内容にもよりますが5万円前後で対応しております。

社内報は親身なライターへ

ライターは、単に文章を書く外注先ではありません。

社員の言葉になっていない想いや、組織の空気感を丁寧にすくい取り、社内に伝わる形へ整える役割を担います。

内製では続かない、内容が浅くなると感じたときこそ、ライターという第三者の視点が力を発揮します。

社内報を「読まれるもの」「意味のあるもの」にしたいなら、誰が書くかを見直すことが最も効果的な改善策になります。

なお、弊社でも社内報の作成をおこなっております。

ライティングのみからデザインまでお任せいただけます。

まずはご相談ください。

 

名城 政也/Masaya Nashiro

琴線に触れる株式会社 代表取締役