ホームページの代表挨拶で伝えるべき内容・書くべきポイントを完全解説

ホームページを制作・リニューアルする際、「代表挨拶は必要なのか」「何を書けばよいのか」と悩む企業は少なくありません。形式的な文章になってしまいそうで、後回しにされるケースも多く見られます。
しかし、代表挨拶は単なる飾りの文章ではなく、企業の姿勢や価値観を最も端的に伝えられる重要なコンテンツです。
会社概要や事業内容だけでは伝わらない部分を補い、訪問者に安心感や信頼感を与える役割を果たします。
本記事では、ホームページにおける代表挨拶の必要性と、押さえるべき考え方を整理し、実務で活かせるポイントを解説します。
ホームページの代表挨拶は「ブランディング・SEO」の両面で必要
結論から言うと、代表挨拶はホームページに載せておいたほうが良い情報です。単に印象が良くなるからではなく、信頼形成とWeb集客の両方に関わるからです。
企業サイトを見る人は、サービス内容と同時に「どんな人がこの会社を率いているのか」を見ています。代表の考えや姿勢が言葉として示されることで、会社全体の方向性が伝わりやすくなります。
さらに代表挨拶は、Googleが重視するE-E-A-T※の観点でも有効です。誰が、どんな経験をもとに事業を行っているのかが明確になることで、サイト全体の信頼性が高まります。
また、想いに共感した読者はページを読み進めやすく、滞在時間や回遊にもつながります。地域名や業種も自然に盛り込めるため、結果としてSEOにも間接的に良い影響を与えます。
※E-E-A-Tについては、以下の記事も参考にしてください。
ホームページの代表挨拶で読者に伝えるべき内容

代表挨拶で最も大切なのは、会社の説明ではなく「どんな考えでこの会社が存在しているのか」を伝えることです。
事業内容や実績は別ページで補えますが、代表の言葉はここでしか伝えられません。読み手が知りたいのは、理念があるかどうかではなく、その理念がどんな姿勢として表れているかです。
会社の方向性や価値観が伝わることで、安心して問い合わせや検討に進めるようになります。
以下では、特に伝えるべき内容を2つ紹介します。
会社としての姿勢
代表挨拶では、会社として何を大切にしているのかを明確に示しましょう。売上や成長よりも優先している価値観があるか、仕事にどう向き合っているかが伝わると、企業の輪郭がはっきりします。
難しい言葉で理念を語る必要はありません。日々の判断基準や譲れない考えを、代表自身の言葉で語ることで十分に伝わります。
会社と社会との繋がり(社会貢献性)
自社が社会や地域とどう関わっているのかも、代表挨拶で触れておきたい要素です。
大きな社会貢献である必要はありません。地域で事業を続ける意味や、誰の役に立ちたいのかを言葉にすることで、企業の存在意義が伝わります。
特に地域密着型の事業では、こうした視点が信頼につながりやすくなります。
代表挨拶で書く内容のポイント

代表挨拶は、立派な文章を書く場ではなく「会社の背景を正しく伝える場」です。読む人が知りたいのは、言葉の美しさよりも納得感です。
そのため、代表挨拶では事実と想いを整理して伝えることが重要になります。
ここでは、押さえておきたい具体的なポイントを整理します。
なぜこの事業をしているのか
代表挨拶では、事業の目的を必ず言葉にする必要があります。どんな課題を感じ、なぜこの事業を選んだのかを伝えることで、会社の軸が見えてきます。
創業理由やきっかけは、読み手にとって企業理解の入り口になります。
どんな想いでお客様や社会と向き合っているのか
事業を続ける中で、どんな姿勢を大切にしているのかも重要な要素です。顧客との向き合い方や、仕事をする上で意識している考えを伝えることで、サービスの背景が理解されやすくなります。
ここは理念をそのまま書くより、行動レベルで語る方が伝わります。
代表としての熱量・想い
代表挨拶では、代表個人の温度感も欠かせません。なぜ続けているのか、何に責任を感じているのかといった想いは、文章に説得力を与えます。
過度に感情的になる必要はありませんが、無機質になりすぎないことが大切です。
代表のこれまでの経歴
代表の経歴は、信頼を補強する要素として入れておきましょう。どんな経験を経て今の事業に至ったのかを簡潔に伝えるだけでも、説得力が増します。
専門性や業界経験がある場合は、ここで自然に触れておきましょう。
代表の経歴が長くなる場合は別ページor下部へ
経歴が長い場合は、本文で無理に詰め込む必要はありません。要点だけを挨拶文に入れ、詳細は別ページや下部に分けることで、読みやすさを保てます。
どんな会社でありたいのか
これから目指す会社の姿を伝えます。数値目標ではなく、どんな存在として地域や社会に関わっていきたいかを書くことで、代表挨拶が未来につながる内容になります。
これは、社員や求職者にとっても重要なメッセージになります。
代表挨拶の口調・トンマナ
代表挨拶は、何を書くかと同じくらい「どんな温度感で書くか」が重要です。内容が良くても、トンマナが合っていないと人柄や会社の雰囲気が伝わりません。
代表挨拶では、企業としての信頼感を保ちつつ、代表本人の言葉として自然に読めることを意識する必要があります。
堅くしすぎる必要はない
代表挨拶は、必ずしも形式張った文章である必要はありません。過度に堅い表現や抽象的な言葉が続くと、読み手は距離を感じてしまいます。
丁寧さは保ちつつも、普段の考え方や語り口がにじむ程度の柔らかさがあるほうが、共感されやすくなります。読みやすさを意識し、自然な言葉選びを心がけましょう。
会社のブランドに合わせることは必要だが代表としての品格は下げない
トンマナは会社のブランドや業種に合わせることが前提です。ただし、親しみやすさを意識しすぎて、代表としての信頼感や品格を損なう表現は避けるべきです。
フランクさと節度のバランスを取り、代表として責任ある立場で語っていることが伝わる文章にしましょう。
ホームページの代表挨拶を書く際の注意点
代表挨拶は、想いを伝えられる一方で、書き方を誤ると逆効果になることもあります。伝えたいことが多くても、読み手の視点を忘れないことが重要です。
ここでは、代表挨拶を書く際に特に注意したいポイントを整理します。
長くなりすぎない
代表挨拶でよくある失敗が、内容を詰め込みすぎて長文になることです。熱量があるほど書きたくなりますが、読み手は代表の人生すべてを知りたいわけではありません。
伝えるべき要点を絞り、数分で読み切れる分量にまとめることで、最後まで読まれやすくなります。
代表個人の内容に偏り過ぎない
代表挨拶は個人のプロフィール紹介ではなく、会社を理解してもらうための文章です。趣味や私生活に軽く触れる程度であれば問題ありませんが、個人的な話が中心になると企業としての軸がぼやけます。
個人の話を深く伝えたい場合は、ブログやnoteなど別の媒体で発信するほうが適しています。
個人の想いを定期的に発信する場合には、弊社のブログ代行をおすすめします。
ホームページの代表挨拶でよくあるNG例
代表挨拶は重要なページである一方、意図せず「何も伝わらない文章」になってしまうケースも少なくありません。ここでは、実際によく見かけるNG例をもとに、避けたいポイントを整理します。
抽象的で何も伝わらない
「社会に貢献します」「信頼される企業を目指します」といった言葉だけが並ぶ代表挨拶は、読み手の印象に残りません。どの会社にも当てはまる表現では、その企業らしさが伝わらないからです。
大切なのは、抽象的な理念ではなく、それを支える考え方や行動が具体的に見えることです。
きれいな言葉に寄せすぎて人柄が消えている
言葉を整えすぎた結果、代表本人の人柄が感じられなくなるケースも多くあります。丁寧で無難な表現ばかりだと、「誰が書いても同じ文章」に見えてしまいます。
多少言い回しが素朴でも、代表自身の考えや言葉が感じられるほうが、信頼や共感につながります。
代表挨拶ページは企業の顔

ホームページの代表挨拶は、会社の顔として信頼感や安心感を伝える重要なコンテンツです。事業内容を説明するだけでなく、代表の考え方や会社の姿勢、人となりが伝わることで、読み手はその企業をより身近に感じるようになります。
また、代表挨拶はE-E-A-Tの観点からも間接的にSEOへ貢献し、滞在時間や回遊性の向上にもつながります。
堅くなりすぎず、きれいにまとめすぎず、自社らしい言葉で語ることが、選ばれるホームページにつながるポイントです。
弊社でもホームページの代表挨拶のインタビュー記事の作成をおこなっております。
代表の想い・経験・熱意・癖なども踏まえ「らしさ」を残した代表挨拶を作成しますので、ぜひ企業ホームページの信頼度向上のためにご活用ください。

名城 政也/Masaya Nashiro
琴線に触れる株式会社 代表取締役

